昭和初期、現三代目の祖父にあたる初代 北村 清蔵により、尾鷲市朝日町で丸清北村商店の屋号で商いが始まりました。
当時は鮮魚販売や尾鷲名物でもある "カツオの生節" の製造販売が主で、父である二代目 北村 轍が約半世紀前に現在の尾鷲港近くに加工場を新設した頃に、本格的な干物の製造販売が始まりました。
丸清北村商店では初代の考えと教えを守り、地元尾鷲の目の前に広がる熊野灘で水揚げされた新鮮な水産物にこだわった製品作りをおこなっております。
毎日早朝、加工場から徒歩圏内の位置にある尾鷲魚市場でのセリに参加。その時期に旬を迎える最高の魚を三代目自らがセリ落とし、鮮度と味にこだわった干物作りをおこなっています。
丸清北村商店では、お客様に安心して・安全な商品を美味しくお召し上がりいただけるように、いくつかの取り組みを行なっております。
1つ目が、加工場内での器具の洗浄に "次亜塩素酸水"を使用している点です。 次亜塩素酸水とは食塩水を電気分解することで得られる酸性の溶液のことです。厚生省により食品添加物として認められるほどの安全性を有しながらも、一般細菌やウイルスに対して広く殺菌・消毒・不活化効果があります。
2つ目は、脱気・真空加工を行なっている点です。脱気加工とは袋詰めの際に空気を抜いてから封する事で、冷凍した際に商品自体に霜（しも）が降り無いようにすると共に、酸化を抑制する事で美味しく食べていただけます。
幼少期から付き合いのある、信頼できる漁師から仕入れた地元尾鷲で獲れた鮮魚にこだわり、初代より受け継いできた製法で丁寧に乾物に加工しました。
そう思っていただけるような商品を作ることで、生まれ育った尾鷲と尾鷲の人々に少しでも貢献したいという思いで日々努めています。
